ライドシェアニュースNEWS

　アメリカ大手ライドシェア企業の1つは、新しい安全対策の一環として、アメリカの３つの都市とブラジルで乗車中の車内映像の録画を試験的に行うと発表した。録画は、企業が既に導入している録音機能を拡張させたものであり、ドライバーが所持しているスマートフォンのフロントカメラを利用して行われる。乗客は配車予約を行った後に車内録画の案内を受け取り、録画に賛成では無い場合は乗車を無料でキャンセルすることが出来る。このプログラムはケンタッキー州シンシナティ市とルイビル市そしてニューヨーク市で営業を行う特定のドライバーへの乗車で開始される。
　車内録画に関するプライバシー問題への懸念について企業は「録画映像は暗号化されドライバーのデバイスに直接保管されるが、ドライバーはその映像にアクセスすることは出来ない。」としている。万が一、安全に関わる問題が発生した時には、ドライバーは録画映像をレポートに添付して企業に送信する。映像は企業で暗号化が解除され、訓練を受けた安全管理者が乗車中に何が起こったかを判断するために確認する。