ライドシェアニュースNEWS

　ニューヨーク市のタクシーリムジン協会は、コロナパンデミックによるドライバー不足やガソリン代などの経費高騰を受け、今年末までにライドシェアドライバーへの賃金率の上昇を決定した。2月にはインフレと経営コストの上昇で最低賃金率は5.3％引き上げられており、今回の賃上げはそれに更に上乗せされる形になる。そのため、現在乗車1分毎に加算されている料金は更に2.12％、１マイル毎に加算られている料金は18.63％上昇する見込みだ。
　協会の説明によると、例えば30分12キロの乗車の場合、27.15ドルの収入を得ることになり、現在の基準よりおよそ2.5ドルの上昇になる。また、この賃上げはあくまで最低基準である。協会は「この賃金引き上げにより、多くのドライバーを呼び込み、年末の需要に応えられるようになる。」と考えている。企業らはこの賃上げ分を乗車料金に上乗せするかどうかをまだ発表しておらず、料金への影響はまだ明確になっていない。もし、乗車料金へ上乗せされた場合、料金に換算すると22.9％の上昇がみられ、例えば15.97ドルの乗車料金が19.62ドルになると協会は試算している。