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　アメリカのジョージア州は、乗客やドライバーにライドシェア企業が提供しなければならない『自動車事故過失損害保険』の補償額を減額した金額に法改正し７月１日に施行する。この保険は、事故を引き起こしたドライバーに関係なく、衝突事故によって負った傷害を補償することで乗客を保護するものであり、現状の補償額は100万ドルに設定されている。７月移行、１件の事故で全員の傷害または死亡に対し最大で30万ドル、1人の傷害または死亡に対して最大で10万ドルの補償に変更される。ライドシェア企業は「保険料のためにジョージア州は全米で最も高額な州になりつつあり、他の主要な市場と比べた際に乗客の料金が高額になっている。この新たな変更は州の乗客に手ごろな料金を実現させる喜ばしい一歩である。」と声明の中で述べている。一方で、交通事故の弁護士などは「この額では医療費や痛み、失われる賃金などを考慮すると十分ではない。」と訴えている。
　ライドシェア企業は、保険補償額減額に対してジョージア州だけでなく全米で熱心に取り組んでいる。今年初めには、ネバダ州でもロビー活動を行い補償額引き上げを撤廃させることに成功している。また、オレゴン州では、ライドシェア企業にタクシーと同じレベルの商業保険加入を定めた法案に反対のロビー活動を行っている。