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2024年6月12日 カリフォルニア州、AB5は合法
2024.06.17 国外ライドシェア情報
2019年にカリフォルニア州政府は、労働者が請負契約または雇用契約であるかを判断するAB5法を導入した。大手ライドシェアとフードデリバリーの企業らは「AB5法はライドシェア及びフードデリバリーなどオンデマンドエコノミー労働者を標的にした不合理で違憲な法律である。」として、カリフォルニア州を相手に裁判を起こした。連邦裁判所により一度は企業らの申し立ては取り下げられたが、2023年に第9地区控訴裁判所が「AB5法は企業らに対して敵意がある。」として裁判で争うことを認めた。
今週月曜日、控訴裁判所は「特に、『労働者の誤った分類』という問題の最大の加害者がライドシェアであると立法府が認識している場合においては、ライドシェアやフードデリバリーなどの紹介業者と他種の紹介業者とで違った扱いをする妥当な理由がある。」として企業らの主張を退ける判決を下した。企業らは最高裁判所への上訴などを含めた法的手段を検討している。
先月にはカリフォルニア州最高裁判所で、Prop22の合憲性を問う裁判の口頭弁論が開かれた。裁判の結果、最高裁判所がProp22を支持した場合、企業らの勝利となるが、その場合でもProp22が施行される以前の『労働者待遇の違反行為』に対する責任を負うことを今回の判決は意味している。