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　大手ライドシェア企業の１つは、オーストラリアでより多くの需要を生み出すために今年８月から乗車料金の値下げを行うことを明かした。値下げ幅の詳細は明かされていないが、平均で５％の値下げになるとみられている。ただし、企業が見直すのは乗車料金だけではない。企業はドライバーへのメールで「乗客に対する質の高い信頼性のあるサービス、及びドライバーにとっての魅力的な収入機会のバランスを取る為に、料金設定を継続的に見直す。」と述べ、ドライバー報酬の計算に使用される走行距離レートと走行時間レートを変更することを明かした。また企業は「多くのケースでは新たなレートは現行のものより低くなる。ただし、乗車料金の変更は乗車需要の増加に繋がり、ドライバーにとってより多くの配車依頼を獲得する結果になる。」とドライバーにとっても良い結果に繋がると語った。
　あるドライバーは、物価高騰で更なる収入を求めているなかでの企業の値下げ発表に落胆の表情を露わにし「低収入を補完する為により多くの配車をこなすということは、より長く路上で待機しそして長時間走ることが求めれることになる。」と値下げは逆効果であると語った。ドライバーらが参加する団体は「立場が弱く不当に低い賃金が支払われているワーカーは、収入の減少に再び直面することになる。」と企業の値下げはドライバーの生活をさらに苦しめるものだとドライバーらに警告を発している。