ライドシェアニュースNEWS

　去年７月ニュージーランドで4人のライドシェアドライバーが「有給休暇や病欠休暇を伴う正社員である」と訴え企業と裁判で争っていたが、ドライバー側が勝訴したことをドライバーの代表を務めた組合が明らかにした。労働裁判所は「各原告ドライバーは企業の為に運転業務を遂行していた時『雇用関係』にあり、原告の主張に対する資格はある。」と訴訟を起こした4人のドライバーを請負契約の労働者ではなく、企業の従業員であるト結論付けた。判決では「この判決が適用されるのはあくまで原告4人であり、全てのドライバーが従業員であるという事では無い。」との注意書きがなされた。
　この判決に「ニュージーランドだけでなく国際的にも歴史的な判決である。」と組合は喜びの声を挙げている。今後組合では、今回の訴訟に加わらなかった他のドライバーに対しても声を掛け、今回の判決結果を踏まえた労働条件の改善を企業に交渉する為の準備を開始するとしている。また、未払い賃金や有給休暇など請求する際の代理も行うとしている。