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　今回カナダのライドシェアドライバー支持団体が、トロント近辺で業務を行うライドシェアドライバ―の所得を新たに調査したところ、驚くべき結果となった。ガソリン代や保険料、維持費などの経費を1時間あたり平均で12ドルとし、経費を差し引いた後の1時間あたりの平均手取り額は州最低賃金の15.50ドルを大きく下回る7.90ドルであった。昨年末にライドシェア企業が発表したデータではチップを除いたトロントの平均所得は33.98ドルとなっていた。企業の所得計算では乗客を輸送している実働時間だけを対象としており、待機時間などの時間は含まれていなかった。団体の調査ではドライバーの実働時間は労働時間の内、およそ48％でしかないことも報告された。
　ライドシェア企業は、待機時間を含めた労働時間に対し最低賃金を支払うことは、ドライバーが複数のアプリに同時にログインできる能力を複雑にさせてしまうとし、「様々なプラットフォームでいつでも勤務できる柔軟性があることが、人々が我々と契約する上での鍵となっている。」と企業は語っている。