ライドシェアニュースNEWS

　カリフォルニア州に本拠地を置くライドシェア企業は、自社が運営している無人自動車でのライドシェアプログラムをテキサス州ダラスで2024年までの導入を計画している。同企業によると、無人車両は企業のカスタマーサービスセンターや、コマンドを通して継続的にモニターされており、すべてのシフトが完了すると充電メンテナンスや清掃の為に最寄りの施設に帰還する。また、カスタマーサービスは各車両の問題にすぐさま対応出来るよう24時間にわたり運営され、現在既に、運営時間の最終決定プロセスに入っている。同企業は、歩行者のアクティビティやナイトライフが賑わう地域に重点を置いている。
　しかしながら、無人車両プログラムによる問題点が既に確認されている。ある州政府が企業に無人ライドシェアの夜間交通を含めたサービス提供時間拡大を認可した直後に車両が一部地域で完全停止したことが報告され、音楽フェスにより車両に内蔵されているWi-Fiが妨害されたことが原因であると判明した。また別の都市では、無人ライドシェア車両により交通渋滞が引き起こされ、緊急車両の走行を妨げたという事例も確認されている。サンフランシスコでは、さらなる実験や規制強化の必要性があるとし、州政府にロボタクシー導入を差し止める規制を訴えている。