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2021年10月21日 3年間で10000件の性犯罪報告

2021.11.09 国外ライドシェア情報

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 今週木曜日アメリカ大手ライドシェア企業の1つが2017年、2018年、2019年の3年間に自社プラットフォームで起きた性犯罪をまとめたレポートを公開した。レポートによると、その数は2019年度だけで1,807年、3年間全体で4,158件の性犯罪が報告されていた。この件数の内、10件は被害者が死に至ったことが判明している。レポートによれば、この犯罪の内52%は乗客に、38%がドライバーに、残り10%は第三者によりそれぞれ引き起こされたことが報告されている。他の大手企業も以前に同様の調査レポートを公開している。同時期に別の企業では5981件の性犯罪が報告されている。こちらも加害者は乗客が56%と最も多く、次いでドライバーが42%、第三者によるものは2%であった。
 2社のデータをそのまま当時の全体の乗車数に当てはめれば、性被害が報告されたのは全体のわずか0.01%以下であり、ほぼすべての乗車は安全に遂行されたと両社は語っている。しかしながら、2社は現在も性犯罪に関わる訴訟を複数抱えており、完全な解決がなされていないのが現状である。企業では2回目のレポート提出準備を進めており、その後の数字の動向に注目が集まる。

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