ライドシェアニュースNEWS

　今週火曜日、カリフォルニア州運輸局は、自動運転車によるライドシェアサービスを展開している企業に出されていた『無人自動車の配備及び無人運転実地テスト許可』の即時差し止めを行った。命令にはいくつかの要件が挙げられていたが、その中には今月初めに起きた、車に引かれて車道に飛び出した歩行者の女性を、後方を走行していた同企業の無人車両がさらに引いてしまい、女性に重傷を負わせた事故も含まれていた。事故発生後、同企業は政府に対し操縦映像を公開したが、「全ての映像を提出した。」とする企業に対し、州政府は「企業は操縦映像の全ての公開を怠り、また、完全な映像を開示しなかったことは安全に無人車両を運行する企業の能力を効果的に評価することを妨げ、公共の安全を脅かす状態になった。」と主張した。
　今回の差し止め命令は無人の自動運転車両に限ったもので、運転席に安全管理するドライバーがいる場合は運行することが出来るが、同企業ではサンフランシスコ市内すべての自動運転サービスの停止を発表している。