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2021年6月25日 障害者差別を訴える裁判、和解へ
2021.10.21 国外ライドシェア情報
カリフォルニア州司法省に、身体障害者の乗客らから「車椅子を理由に乗車拒否を受けた」とする苦情を2015年~2017年の2年間でおよそ12件の苦情が届いた。苦情によると、乗車拒否をしたドライバーらは車椅子を収容できない車両を利用している、もしくは収容する意思さえ見せなかったとしている。司法省は、調査を経て、障害者差別を行っているとして、大手ライドシェア企業の1つを相手に裁判所へ訴えていたが、今回、企業と政府側は和解に至った。
和解条件として、「車椅子などを利用している乗客が乗車する際、補助具の車両へのしまい込みの手伝いをドライバーにさせること」、「支払いに関する苦情への教育の徹底」及び、「罰金40,000ドルの支払い」を企業に求めた。
障害者のライドシェア利用には未だ問題が起き続けている。他のライドシェア企業でも同様の裁判沙汰が起きている。2018年のある調査では車椅子利用者の配車予約の内およそ70%で車椅子が収容可能な車両の手配が出来ていないとの結果が報告されている。