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2023年4月27日 ニューヨーク、ライドシェアによりライセンスの価値が下がったとするタクシー会社の主張を棄却へ
2023.05.09 国外ライドシェア情報
2017年にニューヨーク市内のイエローキャブ会社は、「市内を走行するアプリベースの車の数を制限しなかったことでタクシーライセンスの価値を損なったことは契約違反である。」と市に対して訴訟を起こした。企業は、2013年にはライセンス購入に130万ドル費やしていたが、ライドシェア登場後数年で価値は75%低下したと主張していた。
27日に最終審であるニューヨーク上訴裁判所は「メダリオンとして知られ数百万ドルのコストが掛かるタクシーライセンスの価値を保護するために何らかの対策を取ると、市のタクシーリムジン協会(TLC)がイエローキャブ会社と約束したことはない。」と全会一致の判断を下し、原告の主張を棄却した。また、「ライセンス販売に際し、市内を走行するアプリベースの車の数を制限する義務はTLCにはない。」と述べた。また「企業は『詐欺的なビジネス慣行を禁止するニューヨーク州法』に基づいて主張していたが、この法律は「消費者向けの取引」にのみ適用され、メダリオン販売は含まれない。」と裁判所は述べた。