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2021年6月16日 カリフォルニア州、低所得者層のライドシェアドライバー恩恵受けられず

2021.06.17 国外ライドシェア情報

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 一昨年、アメリカカリフォルニア州ではライドシェアドライバーの待遇を問う住民投票が行われた。結果は企業側が進めていた、ドライバーは請負契約社員のままで、最低賃金の保障、及び週15時間以上の勤務者に対しては健康保険補助金を与えると約束した。現在、この補助金が物議をかもしている。
 週50時間以上勤務するドライバーがこの補助金を申請したところ、受給対象外として拒絶された。実は州が提供している低所得者層の健康保険に加入している人は、企業が提供するこの補助金受給の対象外であることが分かった。このドライバーは「会社は多くのドライバーが低所得者向けの健康保険を利用していることを既に知っている。」と企業はこうなることを予測していたと非難し、「従業員向けの健康保険に加入している人も受給対象外である。」と会社にとっての抜け道も指摘している。企業は「この健康保険補助金の目的は現在健康保険に加入していないドライバーに保障への道を繋げることである。我々の調査では既に多くのドライバーが何らかの形で健康保険に加入していることがわかっている」とこの補助金の意義を示すコメントを残した。

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