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2022年3月27日 カリフォルニア、ライドシェアドライバーに乗客の降車時の事故責任を認める

2022.03.28 国外ライドシェア情報

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 2017年、ごみ収集作業のため収集車の後部に捕まり移動していた男性が、前方に停車していたライドシェア車両の突然開いた扉に衝突し、収集車から落下して怪我を負った。怪我をした男性は、道路上で乗客を降車地させたドライバーにこの事故の責任があると訴えた。
 第一審では、「降車時の行動責任は乗客にあるため、ドライバーは乗客の行動に責任を負わず、また、ゴミ収集車が接近していることを警告する責任も負わない」とし、男性の主張を退けた。しかし第二審では、「ドライバーは”どこ”で”どのように”乗客を降車させるかを判断する際に一般的な注意義務を有している」と第一審の判決を覆した。「乗客は降車地点に詳しくない可能性もあり、また注意を払わないことも考えられる。ドライバー業に従事する者であれば今回のような事故の発生は十分予想出来うる。交通量の多い道路上で降車時に安全な場所を選択すること、また後方に接近車両があることを注意すること、これらをドライバーに求めることは決して過剰な期待にはならない。」と判事は判決文の中で述べた。

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