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2020年8月14日 シアトル、ライドシェアドライバーの最低賃金に関する法案を発表

2020.08.14 国外ライドシェア情報

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 ワシントン州シアトル市長が、ライドシェアドライバーの最低賃金を保証させる法案を発表した。州の以前の調査では、ドライバーの平均時給は9.73ドルとされており、州の最低賃金を大幅に下回っている。この法案が可決された場合、2021年1月からライドシェア企業はシアトルのドライバーに対して最低賃金16.39ドル/時間を保証することになる。加えて、ガソリン代や保険料などの業務上の必要経費と州が定める病欠補償や失業保険なども同様に補償することになる。
 州の調査では「ログイン~ログアウト」までを労働時間とみなし最低賃金を算出しており、今回の法案でも労働時間の範囲は「ログイン~ログアウト」までになる見込みだ。今後日本で新しく始まる自家用有償旅客運送事業(日本版ライドシェア)は点呼を必ず行うことになっており、労働時間はより明確に管理されることになる。その際、最低賃金を保証するだけでなく、ガソリン代などの必要経費が会社負担になるのは間違いない。自家用有償旅客運送事業(日本版ライドシェア)を成功させるためには、従来の配車システムから脱却し新たな方法を見つけ出す必要があるだろう。

 

関連ニュース:シアトルでのライドシェアドライバーの最低賃金の調査結果

       https://r-syea.com/world/198.html

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